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【新型コロナウイルスに関する
世界のバー事情レポート⑤】ロンドン編
#World Topics
Miyuki Sakamoto(ロンドン在住)
現在のロンドンのソーホー地区はこのような惨憺たる光景。Photo credit for Soho Summer Street Festival: Anna Lahert
ヨーロッパの他都市からは遅れながらも、2020年3月23日からロックダウン(外出禁止措置)に突入したイギリス。
医療、介護、流通、食料品店や薬局のスタッフなど、毎日の暮らしに最低限必要とされる業種の就労者を除いては、国の法律によって外出が制限され、ほとんどの人々は休業か在宅勤務を余儀なくされた。
現在は徐々に緩和が進み、6月15日からはアパレルなどのショップが再オープンしているものの、「ホスピタリティーセクター」に分類される飲食業の再開に対しては、政府はおよび腰。
バー、パブ、レストランなどの飲食店はロックダウンより前の3月20日には営業が禁止され、今も休業したままだ。
デリバリーやテイクアウトのサービスを行っている店もあるが、いまだにその扉を閉めたままの店がほとんどで、すでに3ヶ月近くの時間が流れている。
長期休業中の防犯対策としてウィンドウにベニヤ板を打ち付けた店もあり、かつて昼夜を問わず賑わいを見せていた頃とは隔絶の風景があちこちで広がっている。
この先ふたたび感染者の急増などがない場合でも、飲食業の再開許可は7月4日以降になると噂されている。
営業再開に向けた国のガイドラインもまだ正式には発表されていない。
店内の衛生管理、スタッフとカスタマーの安全確保、そして人と人との距離を2m以上確保するソーシャルディスタンシングは間違いなくマストとなるだろう。
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