今月のカクテル
バレンタインカクテルの今、おすすめ9選

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バレンタインカクテルの今、おすすめ9選

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提供:DRINK PLANET編集部

バレンタインカクテル ―― 海外事情

バレンタインに向けたカクテルの在り方には、日本に限らず、世界的にも共通する視点が見えてきます。

特別な日だからといって、何かを無理に付け足す必要はないのかもしれません。
それよりも、バーが大切にしている「らしさ」を、この一杯でどう表現するか。今、そんな本質的なアプローチに注目が集まっています。

象徴的な例として挙げられるのが、ニューヨークの Dante、そしてパリの Ritz Paris です。

Danteでは、バレンタインという特別な日であっても、アペリティーヴォ文化を軸としたスタイルを大きく変えることはありません。公開されている DANTE APERITIVIO MENU VALENTINES DAY 2026 にも、その一貫した姿勢が表れています。
軽やかでバランスの取れた構成の中に、季節感や時間帯に寄り添うニュアンスを丁寧に織り込んでいきます。

一方、昨年12月にご紹介した Ritz Paris では、バレンタインに向けて1つのカクテルが提示されています。
エルダーフラワーをテーマに、その表情の多様性をスパークリングな一杯で表現する内容は、バレンタインを過度に演出するのではなく、素材そのものの魅力に向き合う姿勢を感じさせます。

これらの事例からは、バレンタインを装飾的なイベントとしてではなく、一杯の設計そのもので応え、楽しんでもらいたいという考え方が見えてきます。

バレンタインカクテル ―― 3つの表情

こうした海外の事例に見られる考え方を踏まえて、ここではチョコレートをひとつの軸に、バレンタインカクテルの方向性を3つの表情として整理してみました。

DRINK PLANETがこれまでに紹介してきたカクテルを例に挙げながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。

左から、Sister Morphine シスター・モルヒネ、Blueberry SAVOY TANGO ブルーベリー サヴォイタンゴ、Guademala グアデマラ

左から、Sister Morphine シスター・モルヒネ、Blueberry SAVOY TANGO ブルーベリー サヴォイタンゴ、Guademala グアデマラ

A|ビターで奥行きのあるカクテル
ビターズやスピリッツと調和しながら、チョコレートが奥行きを生む要素として機能するスタイルです。
甘さを前面に出すのではなく、余韻や陰影を支える存在として扱われることで、落ち着いた印象の一杯に仕上がります。

■<左>カクテル名 / バーテンダー名:
Sister Morphineシスター・モルヒネ by Luca Alberto Izzo/ルカ・アルベルト・イッソさん
バー名:Old Fashioned / Barcelona
ラムとチョコレートが生む、深みのある味わい!

■<中>カクテル名 / バーテンダー名:
Blueberry SAVOY TANGO ブルーベリー サヴォイタンゴ by Sato Shoki/佐藤章喜さん
バー名:BAR BESO / 大阪
チョコレートビターズで味わいに奥行きが!

■<右>カクテル名 / バーテンダー名:
Guademalaグアデマラby A Hsiang/アーシャンさん
バー名:Bar Home / 台湾
様々な味わいがミルフィーユ状に重なりあう一杯

左から、Celtics Grasshopper セルティックス・グラスホッパー、Suzette Milk Tea シュゼット・ミルクティー、Hokkaido Blue Cheese Cocktail 北海道産ブルーチーズのカクテル

左から、Celtics Grasshopper セルティックス・グラスホッパー、Suzette Milk Tea シュゼット・ミルクティー、Hokkaido Blue Cheese Cocktail 北海道産ブルーチーズのカクテル

B|質感や口当たりを楽しむカクテル
チョコレートは、味わいそのものに加えて、なめらかさや厚みといった質感によっても、カクテルの印象を大きく左右します。
クリーミーでありながら重すぎず、グラスを傾けたときの口当たりや、時間の経過による変化までが意識されたスタイルです。

■<左>カクテル名 / バーテンダー名:
Celtics Grasshopperセルティックス・グラスホッパー by Yan Daniel/ヤン・ダニエルさん
バー名:Le Bar Park Hyatt Paris-Vendôme / Paris
3つのレイヤー、口当たりの変化が体験として立ち上がるカクテル

■<中>カクテル名 / バーテンダー名:
Suzette Milk Teaシュゼット・ミルクティー by Tanakamaru Hirofumi/田中丸博文さん
バー名:Chocolaterie & Bar ROND-POINT / 東京
温度そのものがテクスチャー体験になる一杯

■<右>カクテル名 / バーテンダー名:
Hokkaido Blue Cheese Cocktail北海道産ブルーチーズのカクテル by Tomita Kenichi/富田健一さん
バー名:the bar nano. gould / 札幌
クリーミーで発酵由来のコクがポイント!

左から、Amour du ChoCOLA アムール・デュ・ショ“コーラ”、 Ninja Old-fashioned ニンジャ・オールドファッションド、Jersalem Artichoke エルサレム・アーティチョーク

左から、Amour du ChoCOLA アムール・デュ・ショ“コーラ”、 Ninja Old-fashioned ニンジャ・オールドファッションド、Jersalem Artichoke エルサレム・アーティチョーク

C|香りや余韻で印象に残るカクテル
チョコレートは、必ずしも分かりやすい形で表現される必要はありません。
中には、チョコレートそのものを使わずに、香りや余韻、構成のバランスによって、そのニュアンスを想起させるカクテルもあります。
素材名に頼らず、印象として残る一杯に仕上げる表現も、バレンタインカクテルのひとつのあり方と言えるでしょう。

■<左>カクテル名 / バーテンダー名:
Amour du ChoCOLAアムール・デュ・ショ“コーラ” by Goto Keisuke/後藤啓輔さん
バー名:Bar K-9 / 名古屋
“チョコの気配” が立ち上がる「ラム&コーク」のショコラ版!

■<中>カクテル名 / バーテンダー名:
Ninja Old-fashionedニンジャ・オールドファッションド by Murata Hidenori/村田英則さん
バー名: LE CLUB / 愛媛
「チョコレートがいるのに、いない」・・チョコレートを一切使わずに、その味を再現した一杯

■<右>カクテル名 / バーテンダー名:
Jersalem Artichokeエルサレム・アーティチョーク by Torigata Gento/鳥潟彦人さん
バー名:Waltz / London
チョコレートは使っていないのに、チョコレートのニュアンスを感じる一杯

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